スキンケアの科学

skincare肌やその適切なスキンケアの背後にある科学は、解剖学や生理学を総合的に見ると一番よく理解できます。肌の構造や機能、重要なたんぱく質について知ることで、肌のお手入方法について、知識に基づいたより良い判断が可能になります。

皮膚の層

肌は、結合した細胞からなる3つの層でできています。表皮、真皮、皮下組織が細胞の接合部で連結し、体で一番大きな器官を作り上げています。

肌の層はそれぞれ、ホメオスタシス(体の均衡が取れた状態)を維持するにあたり、独自の役割があります。皮膚は体温を調節し、体内のデリケートな器官を保護し、病原体から体を守っています。

皮膚のそれぞれの層や、その構造・機能についての詳しい情報は、「たくさんの層:皮膚の構造を知る」でご覧ください

水分

健康で輝く肌に、保水力は欠かせません。乾燥肌は、ゴワついた印象を与え、ひび割れの原因となります。International Wound Journalに発表された最近の研究では、肌に毎日水分を与えることの重要性が強調され、1日2回肌にうるおいを与えることで、老人介護施設に住む高齢者の約半数に、肌のひび割れが減少した結果が出ています。

モイスチャライザーは、皮膚で作られる皮脂に似た原料が含まれると、乾燥肌への効果がもっとも発揮されます。その類似性が、モイスチャライザーと肌のスムーズな融合を作り上げるのです。こういったモイスチャライザーは水分を肌に閉じ込め、健康的な水分補給を行います。植物由来のオイルは特に、乾燥肌へ効果的にうるおいを与えます。

コラーゲンとエラスチン

私たちの肌は、その構造を強化するファイバーやたんぱく質が複雑に絡み合ってできています。コラーゲンやエラスチンは、なくてはならないたんぱく質の一つに数えられます。

コラーゲンは、肌に優れた強度をもたらします。コラーゲンの生成は、年齢とともに低下するため、肌のくすみやシワ、ほうれい線などのエイジングサインが出てくるのです。肌には、いくつもの異なるコラーゲン・たんぱく質が存在し、それぞれが異なる機能を担っています。

コラーゲンは真皮表皮接合部(DEJ)で、ほかの皮膚細胞のための組織構造を作っています。 またDEJにおいて、構造の安定性を維持する役割も担っています。シワができてしまった肌は、DEJのコラーゲンが非常に少なく、その部分での安定性の欠如が、さらに多くのシワを引き起こします。

エラスチンは、肌基盤でもう一つの重要なたんぱく質で、皮膚に弾力を与えます。年齢と共にエラスチンが減少することで、肌のたるみが起こります。

エラスチンは年齢と共に自然に減少し、肌のたるみは、このたんぱく質への光損傷が原因という見解がもっとも有力です。UVを浴びることでエラスチン・たんぱく質が硬く丸くなり、元の形に戻る力が抑制されます。 長期に渡る光損傷によって、エラスチン・たんぱく質は弾力を失い、皮膚構造をサポートできなくなります。

目に見えるエイジングを最小限に留める効果が期待できるスキンクリームやトリートメントには、コラーゲンやエラスチンの生成を引き起こす原料が含まれています。シワやほうれい線を効果的に最小限に留めるには、こういったスキンクリームと日焼け止めを組み合わせた使用は欠かせません。

と年齢

skincare

年齢と共に、必然的に変化する肌。エイジングサインの多くは適切なスキンケアで最小限に留めることができます。肌のエイジングを引き起こす2つの要因(内的要因と外的要因)。毎日の効果的なスキンケアで、この両方にターゲットを当てていきます。

肌のエイジングを引き起こす内的要因には、さまざまな遺伝子的背景が含まれています。外的要因は一般に、体の外にある要因を指します。例えば、喫煙、日光浴、栄養不足など。早期エイジングの原因の約8割は日焼けによるものと考えられ、多くの外的要因は、回避することが可能です。

肌のエイジングを最小限に食い止める効果的な方法の一つに、抗酸化作用のある食べ物を食事に取り入れる方法があります。ベリー類やティーツリーオイル、緑茶、ぶどうの種抽出成分は、食事やスキンケア製品でよく見かける有名な抗酸化物質です。抗酸化物質は日光が皮膚細胞にもたらすダメージに対抗し、健康的な細胞機能を促進します。抗酸化物質は肌にとって重要なだけでなく、脳や体の健康維持にも役立ちます。

まとめ

皮膚内部で何が起こっているのかを理解することで、スキンケアの賢い選択に役立ちます。良質なモイスチャライザーを選び、肌のコラーゲンやエラスチンが受けたダメージを減らす努力を行うことで、肌の健康が改善され、エイジングのサインを最小限に留めることができます。さらに、日常生活からもたらされるエイジングの外的要素を取り除くことで、肌が強く健康になるために必要な力をつけることができます。